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多田文明

多田文明認証済み

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詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

2016年から17年の1年間に4度も業務停止命令を受けながらも、同じ様な勧誘を繰り返し、多くの被害者を生み出しました。そして「桜を見る会」への招待状を勧誘に使い、実際には赤字経営でありながら、客には黒字であるかのように見せて出資させていたという報道もあります。 こうした悪質勧誘の指示は山口被告を中心にしたトップダウンで行われ、とても許せないものです。 山口被告はすべての起訴内容を認めて、懲役8年の実刑判決となりました。しかし、今もお金が戻らずに苦しむ被害者にとっては複雑な思いがあると思います。 この商法自体が消費者の側からは真実が見えにくく、悪質業者にとっては、とても騙しやすい手口でしたので、ジャパンライフ以外にも、様々なオーナー商法が出ました。 現在は販売預託商法は原則禁止なっていますが、今後も法律の隙をついたような新たな手口が出てくる恐れも十分にありますので、警戒が必要です。

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コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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