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多田文明

多田文明

認証済み

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

報告

解説最近のふるさと納税詐欺では、不正にクレジットカードを利用して、自治体の返礼品を詐取しようとしていますが、今回の京都市の「電子ギフト券500円分当たるキャンペーン」でも、当選者の99%が不正な応募だったということで、消費者だけでなく、自治体が狙われています。 性善説での対応では、必ず悪意あるものが、入りこむ恐れがあります。何より、一度不正に成功すると、これが犯罪グループだった場合、大量に詐欺行為が行なわれることになります。これが、ネット系詐欺の恐ろしさでもあります。 結局は私たちの税金が詐取される結果になります。恐らく、こうした不正な応募は、他の自治体でも行なわれていることは、十分にありえますので、自治体の側の不正チェックはしっかりと行うことが必要です。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 森井昌克

    神戸大学大学院工学研究科 特命教授・名誉教授

    見解情報共有が瞬時に行われ、拡散される時代の犯罪行為でしょう。応募の99%が不正な応募であり、23日だけ…続きを読む

コメンテータープロフィール

多田文明

詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリスト

2001年~02年まで、誘われたらついていく雑誌連載を担当。潜入は100ヶ所以上。20年の取材経験から、あらゆる詐欺・悪質商法の実態に精通。「ついていったらこうなった」(彩図社)は番組化し、特番で第8弾まで放送。多数のテレビ番組に出演している。 旧統一教会の元信者だった経験をもとに、教団の問題だけでなく世の中で行われる騙しの手口をいち早く見抜き、被害防止のための講演、講座も行う。2017年~2018年に消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員を務める。近著に『信じる者は、ダマされる。~元統一教会信者だから書けた「マインドコントロール」の手口』(清談社Publico)

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