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鈴木洋仁

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社会学者/神戸学院大学准教授

報告

補足安らかな、永遠の眠りにつかれますことを、あらためて、謹んでお祈りを申し上げます。 「老衰」のため亡くなられた、ということで、「大往生」をイメージされるかたも多いのではないでしょうか? 「大往生」は、一般には、苦痛もなく眠るように死を迎えることとされます。 これだけ長い時間を生きられたのですから、その眠りをただ祈りたい、私個人としては強く願います。 他方で、『病理医が明かす 死因のホント』を紹介した日本経済新聞の記事によれば、同書の著者・榎木英介氏は、「老衰」の判定基準があいまいだと述べています(「病理医が明らかにする死因 老衰は「大往生」か」『病理医が明かす 死因のホント』」2021年6月9日03:00配信)。 今回のご逝去は、超高齢化社会のいまの日本において、こうした点についても考えさせてくれる、貴重な機会と言えるのかもしれません。

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  • 榎木英介

    病理専門医&科学・医療ジャーナリスト

    補足心よりご冥福をお祈りいたします。百合子さまのお父上、昆虫学者の高木正得氏が、私の出身学科でもある東京…続きを読む

コメンテータープロフィール

鈴木洋仁

社会学者/神戸学院大学准教授

1980年東京都生まれ。専門は歴史社会学、メディア論。元号や天皇に関する研究を進めている。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。京都大学総合人間学部卒業後、関西テレビ放送、ドワンゴ、国際交流基金、東京大学等を経て現職。著書に『「平成」論』(青弓社)、『「元号」と戦後日本』(青土社)、『「三代目」スタディーズ』(青土社、2021年2月刊)、共著に『牧野守 在野の映画学』(太田出版、近刊)などがある。

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