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曽和利光

曽和利光認証済み

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人事コンサルティング会社 株式会社人材研究所 代表取締役社長

報告

見解福利厚生に注目する学生は記事の通り、本当に多いと思います。もちろん、あればあるだけよいものですから、福利厚生が充実しているところを選ぶというのはわかるような気もします。 しかし、企業には必ず「原資」というものがあります。使えるお金には限界があります。ということは、福利厚生でお金を使ってしまえば、たとえば給料ではそこまでお金が使えない、など。 昔、リクルートはいわゆる福利厚生(社保など必須を除く)を全廃して、その原資すべてを給料に振り分けたことがあります。そして、多くの社員はそれを歓迎していました。要は、給料でもらった方が、使い方が自由でいいではないかということです。 ですから、「福利厚生があるからいい」と単純に考えるのではなく、全報酬で考えた方がよいかもしれません。

コメンテータープロフィール

曽和利光

人事コンサルティング会社 株式会社人材研究所 代表取締役社長

愛知県豊田市生まれ、関西育ち。灘高等学校、京都大学教育学部教育心理学科。在学中は関西の大手進学塾にて数学講師。卒業後、リクルート、ライフネット生命などで採用や人事の責任者を務める。その後、人事コンサルティング会社人材研究所を設立。日系大手企業から外資系企業、メガベンチャー、老舗企業、中小・スタートアップ、官公庁等、多くの組織に向けて人事や採用についてのコンサルティングや研修、講演、執筆活動を行っている。著書に「人事と採用のセオリー」「人と組織のマネジメントバイアス」「できる人事とダメ人事の習慣」「コミュ障のための面接マニュアル」「悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?」他。

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