提言フワちゃんに続き、この川口アナがSNSにおける「不適切投稿」で仕事を追われる事態となりました。ただその質は異なります。フワちゃんは特定の同業者を指した中傷なのに対し、川口アナの場合はあくまでも一般論として持論を述べたに過ぎません。 彼女たちに対する取引先等の判断については「当然だ」「厳しすぎる」等、さまざまな反応があることでしょう。 まぁただひとつだけ言えるのは、炎上上等じゃないかぎり、有名人はSNSで主張や意見を書くことはなるべくしないほうがいいということです。主張の強い投稿を見たひとびとの意見が、全員一致することはありません。ということは、かならず反論や批判、あるいは誹謗中傷が飛んできます。つまり面倒なことが増えるだけ。 なので、SNSは広報ツール程度に考えていたほうが良いと思います。議論しても時間が取られるだけだし、誹謗中傷には民事訴訟等で粛々と対処すればいいだけです。
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コメンテータープロフィール
まつたにそういちろう/1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』(2017年)、『文化社会学の視座』(2008年)、『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)など。現在、NHKラジオ第1『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com
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