見解西脇弁護士の指摘はその通りで、今回のコカ・コーラ社の対応は非常に責任回避的に見えます。 というのも、13日にコカ・コーラ社は『弁護士ドットコム』の取材に対して「ミュージックビデオの内容に関しましては、事前に把握をしておりません」と述べているからです。 しかし、広告にはクライアントの企業(ここではコカ・コーラ社)が関わるわけで、「コロンブス」という曲名やそのコンセプトについては把握していたと考えられます。 (タイアップだが非広告の)MVの内容は把握していなかったが、広告におけるMrs. GREEN APPLE「コロンブス」のコンセプトは理解している──コカ・コーラ社の説明からはそういうことになります。 ということは、もしかしたら「コロンブスのコンセプトを採用したことには問題がない」という認識なのかもしれません。それはそれで議論されるべきポイントではないでしょうか。
コメンテータープロフィール
まつたにそういちろう/1974年生まれ、広島市出身。専門は文化社会学、社会情報学。映画、音楽、テレビ、ファッション、スポーツ、社会現象、ネットなど、文化やメディアについて執筆。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』(2012年)、『SMAPはなぜ解散したのか』(2017年)、共著に『ポスト〈カワイイ〉の文化社会学』(2017年)、『文化社会学の視座』(2008年)、『どこか〈問題化〉される若者たち』(2008年)など。現在、NHKラジオ第1『Nらじ』にレギュラー出演中。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。 trickflesh@gmail.com
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