見解7月の2冠戦で完膚なきまでに叩きのめされた井岡一翔が、ダイレクトリマッチに漕ぎ着けることが出来たのはジャパンマネーが大きい。現在、インフラの崩壊で経済が全く安定しないアルゼンチン人ファイターは、どんな条件でも海外での戦いを目指す傾向にある。 大晦日に井岡が勝利しても、勝ち目のなかった中谷潤人(当時の指名挑戦者)を避け、WBOタイトルを返上した過去があるだけに盛り上がりに欠けるであろう。
コメンテータープロフィール
1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。
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