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志葉玲

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フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

報告

解説タイトルや記事中に「ハマス訴え」とあると、その信憑性や正当性に疑問を持つ読者の方々もいらっしゃるかもしれませんが、イスラエル軍による攻撃の継続で人道支援が困難となり、ガザでの飢餓が深刻化していることは、国連関連の各機関や専門家も繰り返し訴えてきたことです。憂慮すべきなのは時間がないことで、国連のマーティン・グリフィス緊急援助調整官は今月12日、「このままだと来月半ばにも100万人が死と飢餓に直面する」と警告しています。また、国連の専門家や人権団体等からは、イスラエル側がガザへの攻撃の一環として意図的に飢餓を引き起こしているのではないかとの問題も指摘されています。戦争中であれ、人道支援を妨害することや飢餓を「戦術」として使うことは国際法・国際人道法に反します。国際法違反の深刻さや状況が急を要することから、経済制裁も含めイスラエルに対する日本を含めた国際社会の圧力を一気に強める必要があります。

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コメンテータープロフィール

志葉玲

フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)

パレスチナやイラク、ウクライナなどの紛争地での現地取材のほか、脱原発・温暖化対策の取材、入管による在日外国人への人権侵害etcも取材、幅広く活動するジャーナリスト。週刊誌や新聞、通信社などに写真や記事、テレビ局に映像を提供。著書に『ウクライナ危機から問う日本と世界の平和 戦場ジャーナリストの提言』(あけび書房)、『難民鎖国ニッポン』、『13歳からの環境問題』(かもがわ出版)、『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共著に共編著に『イラク戦争を知らない君たちへ』(あけび書房)、『原発依存国家』(扶桑社新書)など。

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