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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説「イギリスはヨーロッパ諸国ではないか?太平洋諸国ではないのではないか?」という声も聞こえそうだが、「世界の工場」といわれたイギリスは、多面的な側面を持ち、太平洋に面する領土を持ってもいる。 これは単にイギリスという一国がTPPに入ったというように、矮小化して考えるべきではない。 イギリスはかつて「ブリティッシュ・コモンウェルス(現コモンウェルス・オブ・ネーションズ)」といわれた独自の経済圏を現在も有しており、そうした意味で、これら「コモンウェルス」への関係深化のゲートウェーが開かれたことにもなる。 より広い経済圏へのアクセスの可能性をTPP諸国は獲得したことにもなる。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 今井佐緒里

    欧州/EU・国際関係の研究者、ジャーナリスト、編集者

    補足今までは日英の経済協定が機能していた(2021年発効)。これは、EU離脱のために、英国は日本とEUの…続きを読む

  • 伊藤さゆり

    ニッセイ基礎研究所 経済研究部 常務理事

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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