解説「極右」という表現が、どうも独り歩きしているところがあるが、政権を獲得した後もそうした政策を維持することが出来るかどうかは、必ずしも定かではない。 ある意味で、これら政党が批判した、既存の政権の物価高に対する機能不全の国民からの指摘については、多くの西側先進国に共通にみられることであるが、そうした不満の受け皿として機能した「右派」の政党が、必ずしも「極右」の政策を実践するかどうか。 ある意味で、これらの政党は既存の政治に対する批判というところもあり、それは冷静に見ていく必要がある。 また、「極右」政策をとることが、既存の民主主義の範疇にあるものなのか、それとも既存の民主主主義を逸脱して、全体主義や独裁に走るのかどうかも、注意してみる必要がある。 また、同様の動きは同じ西側の日本にも大きな影響を与えることは、注意されるべきだ。
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コメンテータープロフィール
日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。
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