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白鳥浩

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法政大学大学院教授/現代政治分析

報告

解説30年ぶりの決選投票ではあったが、この無効票の数は、いかに野党がばらばらであるかということを示す一つのバロメーターといってもよい。 このように野党の統一が取れないということが、石破政権の延命につながっているところがある。 今後は石破政権は、少数与党として、野党の一部の顔色をうかがいながら政権運営を行う必要がある。が、このように野党がばらばらであるのは、永遠に続くかというとそうではない可能性もある。 与党の大きなスキャンダルでもあれば、野党は一致結束して与党に牙をむいてくることとなり、その場合には政権は持たないということになる。 非常に危うい綱渡りを第二次石破政権は行っていくこととなる。

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コメンテータープロフィール

白鳥浩

法政大学大学院教授/現代政治分析

日本政治法律学会理事長。博士(政治学)。日本の政治、選挙、政策変容を中心に、それとの比較で海外の政治変容にも関心を持つ。東京、地方での講義、講演、出演依頼は可能な限り喜んで引き受けている。というのも多様な地域の大学での研究、講義経験や、政治家、ジャーナリスト、研究者、市民からの示唆は、自分の糧であり、その交流は喜びである。国内では静岡大学助教授、長崎県立大学専任講師、海外では英国オックスフォード大学ニッサン日本研究所、オックスフォード大学ペンブローク・カレッジ客員フェロー、ドイツ連邦共和国マンハイム大学客員教授、ノルウェー王国オスロ大学客員研究員等、学会では日本政治学会理事なども歴任した。

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