補足セキュリティ企業Semperisが2024年7月に発表した調査内容によると、身代金を支払ってもシステムを復旧できた企業はわずか3分の1にとどまるとのことです。 これは日本でも同じで、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)と株式会社アイ・ティ・アール(ITR)が2024年1月に行った調査でも、同じく「3分の1は復旧できたが、3分の2は復旧できなかった」とのことです。 「ハッカーは(次の)身代金を払ってもらえないと困るから復旧する」という話が聞こえてきたりしますが、実際の成功率は33%程度です。 身代金を支払うお金があるなら、日頃からセキュリティの強化にお金をかけることをおすすめします。
コメンテータープロフィール
1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで