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下薗昌記

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記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

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見解アンドレス・イニエスタ選手がついにスパイクを脱ぎます。イベントの動画を見ましたが「今日は感傷的になってもいいと思っている。でもそれは感動の涙であり、誇りの涙であり、悲しみの涙じゃない。プロのサッカー選手になるという夢を持っていたフエンテアルビージャ(イニエスタ選手の故郷)出身の少年の涙なんだ。 僕は、たくさんの努力と苦労の末に、それを達成した」などと語るイニエスタ選手の言葉が胸に沁みました。  スペイン代表の天才MFはサッカー史にも残る存在ですが、まだ輝きを放ったままヴィッセル神戸でプレーし、応援するチームの垣根を超えてJリーグサポーターを魅了してくれたことにも感謝します。  バルセロナのカンテラ(下部組織)の後輩で、僚友でもあるリオネル・メッシ選手は「ボールは君を恋しく思うだろうし、僕らも同様だ」とメッセージを送りましたが、サッカーボールに愛された天才の第二の人生を応援したいと思います。

コメンテータープロフィール

下薗昌記

記者/通訳者/ブラジルサッカー専門家

1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。

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