見解欧州での実績は日本でもよく知られるレッドブル社によるサッカークラブの運営ですが、その能力の高さはブラジルでも既に発揮済みです。1990年台初頭には全国的な強豪だったブラガンチーノは近年、ブラジル全国選手権の3部に低迷し、もはや表舞台から消えたクラブとの認識でしたが、同社が元々有していた「レッドブル・ブラジル」と2019年に合併し「レッドブル・ブラガンチーノ」と再出発。3部に低迷していたチームは1部に昇格し、2021年には南米2番目のカップ戦(欧州ではELに相当)であるコパ・スダメリカーナで準優勝。決して過度な投資はしませんが、他のビッグクラブで出番がない若手を上手くレンタルなどで獲得し、成長させる目利きの良い運営で結果を残しています。また、クラブ施設への投資も目を見張るものがあります。 大宮アルディージャも充実した育成組織を持ち、クラブとしての潜在能力は高いだけに、今後が楽しみです。
コメンテータープロフィール
1971年、大阪市生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)でポルトガル語を学ぶ。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに移住し、永住権を取得。南米各国でワールドカップやコパ・リベルタドーレスなど700試合以上を取材。2005年からはガンバ大阪を追いつつ、ブラジルにも足を運ぶ。著書に「ジャポネス・ガランチードー日系ブラジル人、王国での闘い」(サッカー小僧新書)などがあり、「ラストピース』(KADAKAWA)は2015年のサッカー本大賞で大賞と読者賞。近著は「反骨心――ガンバ大阪の育成哲学――」(三栄書房)。日本テレビではコパ・リベルタドーレスの解説やクラブW杯の取材コーディネートも担当。
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