補足モスクワ近郊テロ実行犯の被疑者らがウクライナ国境に近い南西部ブリャンスク州で拘束された直後に治安当局関係者に撮影されたとみる映像が現地メディアASTRAに公開されている。 「(犯行現場で)何をやった?」 「射撃した」 「誰を撃った?」 「人々を」 「何のためにやった?」 「お金のため」 「いくらだ?」 「50万ルーブル」(★80万円くらい) 「誰から受け取った?」 「まだ受け取っていない。半分は受け取った。カードで。カードは捨てた」 「どこで武器を受け取った?」 「彼らが自分たちで用意した」 「彼らとは誰だ?」 「知らない。テレグラムでやり取りした。名前も知らない」 今回のテロ事件は、被疑者情報が一気に映像・画像とともにテレグラム上で流れてくる。フェイクもあふれている。 タジキスタンのパスポートが見つかったというが、ネット上の情報のうち2人は事件当時、タジクに住んでいることが判明している。
コメンテータープロフィール
岩手県一関市生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科(現・大阪大学)卒業後、産経新聞社入社。モスクワ支局長、リオデジャネイロ支局長を経て、運動部次長、社会部次長などを歴任。2021年より現職。専門分野はロシア・旧ソ連諸国情勢、国際情勢に加え、オリンピック・パラリンピック、捕鯨問題などにも詳しい。フィギュアスケート関連ではNumberなどにも寄稿。単著に「シー・シェパードの正体」(扶桑社新書)「環境テロリストの正体」(新潮新書)。近著は「動物の権利」運動の正体(PHP新書)