「正月映画」は消えたのか──ネット配信だけが要因ではない日本の生活様式の変化 ＃昭和98年
Yahoo!ニュース オリジナル 特集
見解「正月映画と銘打って宣伝するハリウッド映画がなくなった」というならおっしゃる通りと思います。ただ、お正月が大きな興行の機会であることは変わらないのではないでしょうか。興行収入全体も増えてますし。 コロナ禍が続きストもあってハリウッド大作が作れない中で洋画が苦労している状況がそもそもあり、だからと言って正月に映画を見る文化がなくなってはいないと思います。昨日も「SPY FAMILY」に家族連れが殺到してましたし、意外に「PERFECT DAYS」が連日満員です。洋画宣伝の中で正月映画の位置付けがなくなっただけだと私には思えます。
コメンテータープロフィール
1962年福岡市生まれ。東京大学卒業後、広告会社I&Sに入社しコピーライターになり、93年からフリーランスとして活動。その後、映像制作会社ロボット、ビデオプロモーションに勤務したのち、2013年から再びフリーランスとなり、メディアコンサルタントとして活動中。有料マガジン「テレビとネットの横断業界誌 MediaBorder」発行。著書「拡張するテレビ-広告と動画とコンテンツビジネスの未来」宣伝会議社刊 「爆発的ヒットは”想い”から生まれる」大和書房刊 新著「嫌われモノの広告は再生するか」イーストプレス刊 TVメタデータを作成する株式会社エム・データ顧問研究員
