カネボウ化粧品で初の女性社長に内山智子ヘアケア第1事業部長が抜擢
WWDJAPAN.com
補足世界的に見れば、エスティーローダーやヘレナルビンシュタイン、エリザベスアーデンなど、創業者が女性と言うケースが少なくないが、日本の化粧品メーカー大手でも、ようやく女性社長の起用が目立つようになってきた。ポーラに続き、花王グループのカネボウ化粧品での女性社長就任は、比較的保守的とされる日本の化粧品業界の空気を少なからず変えるはずだ。 また、ヘアケア事業の功労者の起用と言う点でも注目度は高い。常にドラッグストア・ヘアケア市場のリーダーであり続けた花王が、ドラックの高価格帯シャンプーでは出遅れていたものの、ヘアケアにもスキンケアのような先進のサイエンスを持ちこんだ「ジ・アンサー」で一気に巻き返しを図ろうとしている。花王は、“洗うこと”にかけては世界一と言う自負がある。その両面の意味でこの新しい人事に期待したい。
WWDJAPAN.com
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストへ。女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『されど“男”は愛おしい』』(講談社)他、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。