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斉藤博昭

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映画ジャーナリスト

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見解多くの人気ミュージシャン、グループにはキャリアや素顔を追ったドキュメンタリー映画が作られたりしますが、その中でも今から11年前、2013年公開『ワン・ダイレクション THIS IS US』は傑作だと断言します。 1Dの生みの親でプロデューサーのサイモン・コーウェル製作なので「よくできたプロモーション・ビデオ」ととれなくもないですが、それにしては彼らの素顔があまりにナチュラルに刻印されています。「Xファクター」当時の懐かしい映像に始まり、ワールドツアーでは東京での舞台裏もかなり長めに収められています。家族にまつわるエピソードでは涙腺を刺激する描写もあるうえ、メンバーそれぞれが当時の人気と将来を冷静に見つめる心模様は、リアムのこの訃報を知って観ると悲しみが押し寄せるはずです。 Amazonプライム(レンタル料が必要)などで観られるので、ファン以外の人にも彼らの最盛期を知ってほしいです。

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    作家

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    ニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者

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コメンテータープロフィール

1997年にフリーとなり、映画専門のライター、インタビュアーとして活躍。おもな執筆媒体は、シネマトゥデイ、Safari、スクリーン、キネマ旬報、VOGUE、シネコンウォーカー、MOVIE WALKER PRESS、スカパー!、GQ JAPAN、 CINEMORE、BANGER!!!、劇場用パンフレットなど。日本映画ペンクラブ会員。全米の映画賞、クリティックス・チョイス・アワード(CCA)に投票する同会員。コロンビアのカルタヘナ国際映画祭、釜山国際映画祭では審査員も経験。「リリーのすべて」(早川書房刊)など翻訳も手がける。連絡先 irishgreenday@gmail.com

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