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斎藤秀俊

斎藤秀俊認証済み

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水難学者/工学者 長岡技術科学大学大学院教授

報告

補足「寝覚の床」  花崗岩の体積縮小の際の巨大粒界に沿った形で侵食を受けたのでしょうか。垂直に水面から切り立つような風貌の巨岩で河岸が形成されています。  JR中央線に乗って特急「しなの」のアナウンスに誘われてふと車窓から見ると写真に示したような岩が見られます。  おぼろげながら、岩から川面に落ちたら上がれないな、と思いつつ、このニュースで知ったまさかの水難事故。過去記事を見ると、少なくとも寝覚の床付近での水難事故はこの30年くらいの間には2009年9月に発生していた1件という結果でした。  行方不明者が何処かで自力で這い上がっていることを願います。

コメンテータープロフィール

斎藤秀俊

水難学者/工学者 長岡技術科学大学大学院教授

ういてまて。救助技術がどんなに優れていても、要救助者が浮いて呼吸を確保できなければ水難からの生還は難しい。要救助側の命を守る考え方が「ういてまて」です。浮き輪を使おうが救命胴衣を着装してようが単純な背浮きであろうが、浮いて呼吸を確保し救助を待てた人が水難事故から生還できます。水難学者であると同時に工学者(材料工学)です。水難事故・偽装事件の解析実績多数。風呂から海まで水や雪氷にまつわる事故・事件、津波大雨災害、船舶事故、工学的要素があればなおさらのこのような話題を実験・現場第一主義に徹し提供していきます。オーサー大賞2021受賞。講演会・取材承ります。連絡先 jimu@uitemate.jp

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