「雨水が急激に流れ込んだ影響で管内の空気が吹き上がり」 豪雨時に下水管内に残された空気は行き場を失った水により圧縮されてとてつもない圧力になることがあります。あるときには重さ40 kgに達するマンホールの蓋すらも吹き飛ばします。 そういった圧力をもった圧縮空気が何らかのプロセスでアスファルトを押しあげたのでしょうか。 地下が見えない分だけ、災害時のアクシデントはいつも想定外の様相です。 筆者記事「冠水道路のマンホールに吸い込まれる怖さ 事故防止技術はどこまで進んだか?」と「マンホールから吹き出す水の威力 都市型水害の深い話が勉強できる研究施設にて」は、ともにワンダーランドです。
コメンテータープロフィール
ういてまて。救助技術がどんなに優れていても、要救助者が浮いて呼吸を確保できなければ水難からの生還は難しい。要救助側の命を守る考え方が「ういてまて」です。浮き輪を使おうが救命胴衣を着装してようが単純な背浮きであろうが、浮いて呼吸を確保し救助を待てた人が水難事故から生還できます。水難学者であると同時に工学者(材料工学)です。水難事故・偽装事件の解析実績多数。風呂から海まで水や雪氷にまつわる事故・事件、津波大雨災害、船舶事故、工学的要素があればなおさらのこのような話題を実験・現場第一主義に徹し提供していきます。オーサー大賞2021受賞。講演会・取材承ります。連絡先 jimu@uitemate.jp