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斎藤秀俊

斎藤秀俊

認証済み

水難学者/工学者 長岡技術科学大学大学院教授

報告

補足5歳児。自転車ごと。  子どもが用水路での重大事故を起こす年齢は2歳から4歳の間です。この年齢層では、歩いて用水路にあたり、何らかの理由で用水路に落ちる事故です。  今回の事故は自転車ごと落ちたようですから、「歩き慣れてない」が「自転車の運転に慣れてない」に置き換わったと言えます。  そして岡山県。比較的幅が広く、水深がある用水路が多く見られます。実は水路に水を貯めた形の「ため池」でもあります。ここがポイント。柵が設置されていない用水路では、歩行者よりも自転車、バイク、車の転落事故が目立つように見受けられます。  岡山県の自治体はそのことをよく認識していて事故防止の対策にも努力をかけているようにも感じます。でも幼児の事故が発生してしまったのですから、ぜひ諦めずにさらなる事故防止策の普及に努めていただければと思います。  お子さんが目を覚まして、早く笑顔で走り回れるように願っています。

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コメンテータープロフィール

斎藤秀俊

水難学者/工学者 長岡技術科学大学大学院教授

ういてまて。救助技術がどんなに優れていても、要救助者が浮いて呼吸を確保できなければ水難からの生還は難しい。要救助側の命を守る考え方が「ういてまて」です。浮き輪を使おうが救命胴衣を着装してようが単純な背浮きであろうが、浮いて呼吸を確保し救助を待てた人が水難事故から生還できます。水難学者であると同時に工学者(材料工学)です。水難事故・偽装事件の解析実績多数。風呂から海まで水や雪氷にまつわる事故・事件、津波大雨災害、船舶事故、工学的要素があればなおさらのこのような話題を実験・現場第一主義に徹し提供していきます。オーサー大賞2021受賞。講演会・取材承ります。連絡先 jimu@uitemate.jp

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