補足「貯水池で、浮いている女の子」 早く意識を取り戻してほしい。 わが国におけるため池を含む池での子どもの水難事故には特徴があります。6歳未満は単独行動、6歳以上はきょうだいなどとの行動時に発生しています。 今回はお父さんが目を離した隙にというように読み取れるので、単独行動中に何らかの原因で用水路に落ちて流されたか、あるいは貯水池に直接落水してしまったかもしれません。 用水路では2歳、3歳、4歳のお子さんが単独行動で落水する例が圧倒的に多い傾向にあります。いずれにしても幼児から目を離すことにより事故につながるようであれば、家の周囲などの水辺には徹底した落水防止策を巡らせないとなりません。
コメンテータープロフィール
ういてまて。救助技術がどんなに優れていても、要救助者が浮いて呼吸を確保できなければ水難からの生還は難しい。要救助側の命を守る考え方が「ういてまて」です。浮き輪を使おうが救命胴衣を着装してようが単純な背浮きであろうが、浮いて呼吸を確保し救助を待てた人が水難事故から生還できます。水難学者であると同時に工学者(材料工学)です。水難事故・偽装事件の解析実績多数。風呂から海まで水や雪氷にまつわる事故・事件、津波大雨災害、船舶事故、工学的要素があればなおさらのこのような話題を実験・現場第一主義に徹し提供していきます。オーサー大賞2021受賞。講演会・取材承ります。連絡先 jimu@uitemate.jp
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