提言「私の内閣で解決を」と決意を表明した首相は気が付けば、石破首相で13人目とは。この間、誰一人、解決どころか、一ミリ、一インチも進展させることができませんでした。「ありとあらゆるチャンスを生かして必ず」と言いながらその機会さえつかめずに退任した首相は一人、二人ではありませんでした。横田早紀江さんら拉致被害者家族の切ない思いを心底受けとめるならば、北朝鮮の閉ざされた扉をこじ開けるため知恵と工夫を凝らし、もっと積極的に取り組むべきです。拉致問題の解決が国民の最大関心事で、日本の最大の外交課題ならば、与野党、官民問わず、総力を挙げて北朝鮮に働きかけるべきです。来年1月にトランプ政権が発足すれば、米朝対話、首脳会談が再開される可能性が高いだけに言うまでもありませんが、それが日朝に波及、連動するように今から手を打っておくべきです。
コメンテータープロフィール
東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊
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