補足尹錫悦大統領の「無能な統治」も、大統領夫人が「政治への介入と不正蓄財をしている」ことも、支持率が低迷していることも、さらに与党の「国民の力」内で亀裂が生じていることもすべて事実ですのでこれでは韓国政府も反論の余地がないのでは。「無能」の批判は世論調査では常に上位に上げられ、世論調査の支持率もまた、大統領就任以来、過去最低の１９％を記録しています。大統領の支持率が２０％を割ったのは１９９０年の盧泰愚大統領以来、３４年ぶりのようです。さらに、与党の韓東勲代表との確執も表面化しています。北朝鮮は白書で尹政権を「難破船」と揶揄し、それも「沈没している」と言っていますが、韓国では野党を中心に弾劾、下野を求める運動が始まったことで関連づけたものと思われます。それにしても、韓国とは「縁を切る」とか、「韓国を意識するだけでも身の毛がよだつ」と言っていた割にはまだ韓国への未練が捨てきれないようです。
コメンテータープロフィール
東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー（～１５年３月）を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」（最新著）をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮１００の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」（アントニオ猪木との共著）「真赤な韓国」（武藤正敏元駐韓日本大使との共著）など著書２５冊
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