補足北朝鮮のゴミ風船は5月28日に始まって昨日まですでに20回も飛んできています。ゴミ風船に関する申告だけで8月13日まで延べ1567件に上り、すでに消防車2485台、消防署員1万405人が出動していました。今月だけでもう9回です。今月4日から8日までは5日連続で約1200個が飛来し、そのうち400個がソウルなど首都圏に落下しています。駐車中の車の上や、民家の屋上に落ちたり、倉庫が燃えたりしています。また、飛行機の離着陸にも影響を及ぼし、国際空港の安全も脅かされています。仁川空港では滑走路が12回も運用が停止されています。韓国は対策に苦慮しています。脱北団体の対北ビラ散布を規制し、拡声器による対北朝鮮宣伝放送を止めれば、北朝鮮のゴミ風船も止まるかもしれませんが、それ即ち、屈服を意味するので簡単ではないようです。政府が損害を補償する形で当面は乗り切る構えのようですが、どこまで我慢できるかです。
コメンテータープロフィール
東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊
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