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辺真一

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ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

報告

補足過去に脱北者を手助けしたり、斡旋したブローカーや牧師らが北朝鮮の特殊機関から狙われ、時に北朝鮮に拉致されたことはありました。今回は単に報復として何もしない大使館職員や貿易マンなど一般人にテロを加えるとのことですが、友好関係にある駐在国との関係にヒビが入るだけで北朝鮮にとって何の得にもならないでしょう。韓国国情院は確か、国会議員選挙(4月10日)前も北朝鮮が選挙を妨害するため挑発する恐れがあると警鐘を鳴らしていましたが、「北風」(挑発行為)はありませんでした。従って今回、テロが起きなければ、国情院の情報収集能力、威信が問われます。下手をすると、選挙で敗北し、窮地に陥った尹錫悦政権による印象操作との批判を浴びかねません。ということは、現実にテロが起きる恐れが大です。北朝鮮の大物の脱北がスタンバイされているとか、北朝鮮がテロを企てるそれなりの動機を国情院は既に把握しているのかもしれません。

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コメンテータープロフィール

辺真一

ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

東京生まれ。明治学院大学英文科卒、新聞記者を経て1982年朝鮮問題専門誌「コリア・レポート」創刊。86年 評論家活動。98年ラジオ「アジアニュース」キャスター。03年 沖縄大学客員教授、海上保安庁政策アドバイザー(~15年3月)を歴任。外国人特派員協会、日本ペンクラブ会員。「もしも南北統一したら」(最新著)をはじめ「表裏の朝鮮半島」「韓国人と上手につきあう法」「韓国経済ハンドブック」「北朝鮮100の新常識」「金正恩の北朝鮮と日本」「世界が一目置く日本人」「大統領を殺す国 韓国」「在日の涙」「北朝鮮と日本人」(アントニオ猪木との共著)「真赤な韓国」(武藤正敏元駐韓日本大使との共著)など著書25冊

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