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大濱崎卓真

大濱崎卓真

認証済み

選挙コンサルタント・政治アナリスト

報告

補足実はこの動きと並行して、若手4回生の中から新たに総裁候補を出そうという動きも水面下で出てきました。政治の若返りと政治改革が同一のように語られるなか、それを意識した発言のようです。 衆議院のみならず参議院も来年夏に控えた選挙に向けて、岸田総裁では戦えないのではという不安が強まっているのも事実で、昨日の会見で岸田総裁が総裁選再選を狙っていることからも、若手を中心に「岸田下ろし」に発展する可能性もまだあります。 国会が閉会したことで地元に帰る期間が多くなると、国会議員も地元の声に耳を傾ける時間が多くなります。特に秋以降の解散総選挙が近いという前提に立ったときに、このままで戦えるのかという不安は強いでしょう。 総裁選挙をフルスペックでやる場合に、党員に対して岸田総裁の再選を依頼にしにくいという状況もあるでしょう。新たな総裁候補の行方と同時に、地方での声がどれほど増していくのかにも注目です。

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  • 白鳥浩

    白鳥浩

    認証済み

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説自民党の若手がやっと動き出した。しかし、遅きに失した、といわれないためには、この動きを大きなものとし…続きを読む

コメンテータープロフィール

大濱崎卓真

選挙コンサルタント・政治アナリスト

1988年生まれ。青山学院高等部卒業、青山学院大学経営学部中退。2010年に選挙コンサルティングのジャッグジャパン株式会社を設立、現在代表取締役。不偏不党の選挙コンサルタントとして衆参国政選挙や首長・地方議会議員選挙をはじめ、日本全国の選挙に政党党派問わず関わるほか、政治活動を支援するクラウド型名簿地図アプリサービスの提供や、「選挙を科学する」をテーマとした研究・講演・寄稿等を行う。『都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ』で2020年度地理情報システム学会賞(実践部門)受賞。2021年度経営情報学会代議員。

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