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岡本孝司

岡本孝司認証済み

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東京大学教授

報告

補足安全第一で、12月の営業運転開始を目指してもらいたいと思います。 原子力発電所は、脱炭素電源であり、また安定で安価な電力を産業に供給できます。原子力発電所が運転されている関西地区の電気代が、関東地区よりも安いのは、関西地区で多くの原子力発電所が動いているためです。特に太陽光の期待できない深夜の電気代は、天然ガスを焚いている関東地区よりも、原子力発電所を止められない関西地区のほうが半額程度と大幅に安価です。電力は産業に必須ですので、海外との競争力を確保するためにも、安定な電源が必要です。 10年以上動いていませんでしたので、慎重に慎重を期して、試運転を進めてほしいと思います。なお、事故が起きないように何重もの対策が取られています。万一事故が起きても放射性物質を漉しとるフィルタベントも設置されましたので、環境に影響するリスクも極めて小さくなっています。安全第一で安定な発電を期待します。

コメンテータープロフィール

専門は原子力工学。東京大学大学院工学系研究科原子力専攻教授。東京大学にて、30年以上にわたり原子力安全、原子力熱流動などの研究教育に従事。月刊誌エネルギーレビューに、コラム「原子力何でもQ&A」を10年以上にわたり連載中。

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