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岡本孝司

岡本孝司認証済み

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東京大学教授

報告

補足原子力規制委員会の審査書を読むと、役人さんの思い込みが多数存在しています。明らかに間違った論理構成で、おそらく入試では、確実に落第するくらいの、論理の飛躍と、科学的な過誤が多数あります。原子力基本法第2条「安全の確保については、確立された国際的な基準を踏まえ」にも抵触しています。 科学的には、G断層が原子力発電所の地盤の割れ目につながっていることが明らかです。一方、規制委員会がこだわっているK断層は、どこに繋がっているか、わからない事を規制委員会も認めています。つまり、どこかに地盤の割れ目があると、その近くの建物は壊れるといっているに等しい判断です。日本の原子力規制委員は科学者ではないので、論理的思考ができないのは仕方がないのかもしれませんが。 いずれにせよ、非科学的な判断ですので、裁判に訴えられると負けるのではないかと思います。ドイツでは、電力会社が裁判をして、多額の賠償金を得ています。

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コメンテータープロフィール

専門は原子力工学。東京大学大学院工学系研究科原子力専攻教授。東京大学にて、30年以上にわたり原子力安全、原子力熱流動などの研究教育に従事。月刊誌エネルギーレビューに、コラム「原子力何でもQ&A」を10年以上にわたり連載中。

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