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太田康広

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慶應義塾大学ビジネス・スクール教授

報告

補足ファーストリテイリングは、すでに海外売上高比率が過半数に達しているので、円安になると売上高や利益が大きくなります。これは、在外子会社の損益計算書が期中の相場で換算されるためです。1年前の決算日と比べて、決算日のドル円相場は大きく違いませんが、1年を通じてみると大きく円安の時期が長く続きました。このため、換算額は現地通貨建てより大きくなっているものと考えられます。 企業の成長の実態を見るためには、現地通貨ベースでどれだけ成長しているかを確認する必要がありましょう。現地通貨ベースでも成長していても、それがさらに円安で大きな金額となって換算されていると考えるのが自然です。

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コメンテータープロフィール

太田康広

慶應義塾大学ビジネス・スクール教授

1968年生まれ、慶應義塾大学経済学部卒業、東京大学より修士(経済学)、ニューヨーク州立大学経営学博士。カナダ・ヨーク大学ジョゼフ・E・アトキンソン教養・専門研究学部管理研究学科アシスタント・プロフェッサーを経て、2011年より現職。行政刷新会議事業仕分け仕分け人、行政改革推進会議歳出改革ワーキンググループ構成員(行政事業レビュー外部評価者)等を歴任。2012年から2014年まで会計検査院特別研究官。2012年から2018年までヨーロッパ会計学会アジア地区代表。日本経済会計学会常任理事。

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