Yahoo!ニュース

小川たまか

小川たまか

認証済み

ライター

報告

見解鈴木えみさんの芯のある発信に胸を打たれました。 「性教育」という言葉に拒否感を覚える人は少なくありません。記事にもあるように、単に性交渉を教えるものだと思っていたり、性器の名称や男女の体の発達だけを教えるものだと思っている人もいます。 しかし例えば「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の「1」で学ぶことは「関係性」です。その中には年齢ごとに「家族一人ひとりの役割、権利、責任を理解する」「性別や障がい、健康状態などが、友だちになることを妨げるものではないことを認識する」「他者に寛容さ、包摂、尊重を表現する方法を示す」といった学習目標が掲げられています。 これらの内容から、現在の「性教育」とは、単に「性交渉」を教えるわけではなく、人間が他者とお互いに幸福な関係を築くために知っておきたいことが念頭に置かれていることがわかります。日本でも少しずつこのような考え方が根付いていってほしいです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 京師美佳

    防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト

    見解他国に比べ日本の性教育は遅れていると言われています。5歳ではじめても遅いくらいです。なぜ遅れるのか?…続きを読む

コメンテータープロフィール

ライター/主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです/1980年東京都品川区生まれ/Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』(タバブックス)/共著『災害と性暴力』(日本看護協会出版会)『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)/2024年5月発売の『エトセトラ VOL.11 特集:ジェンダーと刑法のささやかな七年』(エトセトラブックス)で特集編集を務める

小川たまかの最近のコメント