海外でもジャニー喜多川氏が行ってきた性加害が報道される中、これは対応を見誤っているように思います。これまで長い間、報道を最小限に抑え、世間の目が厳しくなることを防いできたことの自信があるのでしょうか。 ジャニーズ事務所が日本を代表する芸能マネジメント会社であることは誰もが認めるところです。それだけに、過去にあったことを認め、被害を訴える人に対して真摯に謝罪してほしいと思います。 BBCの放送では、元少年たちの保護者の中にも被害を知っていて黙認していたケースがあったことを伺わせる証言もありました。これは未成年への人権侵害ですが、児童、特に男児の被害は「大したことではない」と言われたり、笑い話にされることさえあります。そのような認識を、変えるべきときが来ているのだと思います。
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コメンテータープロフィール
ライター／主に性暴力の取材・執筆をしているフェミニストです／1980年東京都品川区生まれ／Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット大賞をいただきました⭐︎ 著書『たまたま生まれてフィメール』（平凡社）、『告発と呼ばれるものの周辺で』（亜紀書房）『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を』（タバブックス）、共著『災害と性暴力』（日本看護協会出版会）『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』（合同出版）など
