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解説供与するのはおそらく155mm砲弾の内部に36個の跳躍型対人地雷をクラスター式に収納する空中散布対人地雷「ADAM」です。一定時間後に自爆する2種類の対人地雷(M67地雷:48時間後に自爆、M72地雷:4時間後に起爆)のどちらかを内蔵しています。 しかし一定時間後に自爆するタイプといっても上手く作動せず3割前後は不発弾となって戦場に残るでしょう。これは自爆機能のあるクラスター弾の実戦使用での不発率で3割前後は残る結果が出ているのですから、空中散布対人地雷でも同様の結果となる筈です。 オーステイン国防長官の“有効期間限定”タイプという説明は意味を為しません。半恒久的に残る通常の埋設型対人地雷よりは多少はマシという程度に過ぎず、対人地雷を禁止するオタワ条約に違反することに何ら変わりがないのです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 伊藤和子

    弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

    見解対人地雷は、殺傷能力が高く、戦闘員と非戦闘員の区別なく被害を与える無差別兵器です。どこに敷設したかわ…続きを読む

コメンテータープロフィール

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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