これはどっちかといえば記事中にある日本より、韓国の男性アイドルに傾倒する文化を問題視するもので、実際のところ、日本の男性アイドルの影響力は中国でそこまでのものではない。特にやり玉に挙がっているのは「娘炮」と呼ばれる女性っぽい男性のことで、中国男児たるもの「陽剛( 野性味溢れた男性)」を目指すべきだなどという記事も出ている。アイドルファンクラブ叩きとも重なる、芸能界の風紀粛正運動の一環と見ていいだろうが、ファッションぐらい好きなようにさせてくれというのが庶民の本音で、ネットでは「管太多(余計なお世話)」という声が多く、非常に不評だ。
コメンテータープロフィール
ジャーナリスト、作家、大東文化大学社会学部教授。1968年生まれ。朝日新聞入社後、政治部、シンガポール支局長、台北支局長、AERA編集部などを経て、2016年4月に独立。中国、台湾、香港や東南アジアの問題を中心に、各メディアで活発な執筆、言論活動を行っている。著書に『ふたつの故宮博物院』『台湾とは何か』『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』『香港とは何か』『蒋介石を救った帝国軍人 台湾軍事顧問団・白団』。最新刊は『新中国論 台湾・香港と習近平体制』。最新刊は12月13日発売の『台湾の本音 台湾を”基礎”から理解する』(平凡社新書)』。
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