解説スケートのルール改正は2年に1度行われ、選手に大きな影響がある改正は、五輪後のタイミングに行われる事が多いです。 しかし今回の総会では、五輪の間のタイミングにもかかわらず「フリースケーティングのジャンプ数が7から6」「オイラージャンプが表記外になる」「スピンの1つがレベルのないコレオスピンになる」など、根幹に関わる大きな改正案が提案されました。 選手たちも可決されるものと思いこみ、新たなジャンプの組み合わせやスピンを練習し始めていたほどです。 しかし、あまりにも影響の大きい改正であることから、多数決の結果、この改正は五輪後の26−27シーズンに延期となりました。 一方で、「バックフリップの解禁」については可決されました。危険度が高いため禁止されており、飛んだ場合は「ー2点」でしたが、今後は減点されなくなります。ただし基礎点のある技ではなく、あくまでも演技面での評価になります。
コメンテータープロフィール
元毎日新聞記者。自身のフィギュアスケート経験を生かし、ルールや技術、選手心理に詳しい記事を執筆している。日本オリンピック委員会広報としてバンクーバーオリンピックに帯同。ソチ、平昌オリンピックを取材した。主な著書に『羽生結弦 王者のメソッド』『チームブライアン』シリーズ、『伊藤みどりトリプルアクセルの先へ』など。自身はアダルトスケーターとして樋口豊氏に師事。11年国際アダルト競技会ブロンズⅠ部門優勝、20年冬季マスターゲームズ・シルバー部門11位。
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