補足先日、巨人がドラフト指名した当時のスカウトだった長谷川国利さん(現東海大監督)に大田選手について話を聞く機会がありましたが、中学時代からそのプレーを見たことがあり、軟式でも驚くほどの飛距離の当たりを連発していたそうです。また高校時代は東海大相模のグラウンドで行われた練習試合で見たことがない飛距離のホームランを放っていたそうで、そのパワーは間違いなく超高校級でした。 巨人時代になかなか結果が出なかった時にも他球団の編成担当からは高く評価しているという話を聞いたことがあり、実際に日本ハムに移籍してからその才能が大きく花開きました。巨人入団時は松井秀喜さんの背負った背番号55を与えられるなど期待もプレッシャーも大きく、決して順調な選手生活ではなかったかもしれませんが、通算718安打、84本塁打というのは十分成功した選手の成績だと言えると思います。引退後の違う形での活躍にも期待したいですね。
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コメンテータープロフィール
1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。