補足高校野球で言うと、2008年の第90回全国高校野球選手権記念大会が最後の夏になった世代です。大田泰示選手は大型遊撃手として注目され、北神奈川大会で大会新記録となる5本塁打を放っています。決勝でも本塁打を打ち、最後はマウンドにも上がりましたが、慶応に敗れて甲子園出場は叶いませんでした。この世代で投手として注目されたのは沖縄尚学の東浜巨選手。春の第80回記念選抜大会で優勝投手になりましたが、夏はやはり沖縄大会決勝で浦添商に敗れました。 夏を制したのは大阪桐蔭で、浅村栄斗選手が1番遊撃手としてチームを牽引しました。ドラフトでは浅村選手が西武3位、大田選手は1位指名で巨人に入団しました。松井秀喜さんの背番号55を背負った巨人では思うように活躍できませんでしたが、日本ハムで本来のダイナミックなプレーが見られるようになったときは何だか嬉しく思ったものです。16年間、お疲れさまでした。
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コメンテータープロフィール
1965年、岐阜市生まれ。立教大学卒、筑波大学大学院修了。元・朝日新聞編集委員。高校野球を30年以上にわたって取材し、松坂世代や決勝再試合など数々の名勝負に立ち会ったほか、大会運営や100回史(朝日新聞出版)の編集に携わる。メインライターを務めた名勝負連載「あの夏」や「高校野球メソッド」は書籍化された。プロ野球や大学野球、大リーグ、第1回WBCも取材。アテネ五輪では柔道などを担当し、日本の金メダル16個のうち12個の取材に携わった。現在は(株)文化工房(テレビ朝日グループ)のスポーツライター・プロデューサー。
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