見解イオン、カインズなどの値下げは、激しい競争の中で、集客と購買点数アップによる売上増が狙い。 牛丼チェーンはその時々で過去、値下げや値上げを繰り返しているが、今回の吉野家の値下げは期間限定で一時的な効果に過ぎず、本格的な集客増には結び付かない。 消費の二極化というが、こだわり、高級は一部に過ぎず、消費者は安さや値ごろ感に敏感で、多くの商品において、価格は重要な商品の選択するうえでの大きな要素で、価格戦略の重要性は言うまでもない。
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コメンテータープロフィール
慶應義塾大学卒業後、大手スーパー西友に勤務後、独立し株式会社ラディックを設立、販促、広報、マーケティング業務を手がける。マーケティングコンサルタント業務を手掛ける一方、新聞、ビジネス誌、流通専門誌、ニュースサイトに寄稿・執筆。流通・サービスを中心に、取材、講演活動を続け、テレビ、ラジオのニュースや情報番組に解説者として出演している。著書は、「10年後に食べていくための最強シニアマーケティング」、「九州の流通業界激変図」、「イオンの底力」、「ゆめタウン勝利の方程式」、「ルミネの法則」など。