アストロズからFAの菊池雄星に複数球団からオファー…代理人明かす「長い契約期間となる」
【サンアントニオ(米テキサス州)=帯津智昭】米大リーグの球団幹部や各選手の代理人らが集まるゼネラルマネジャー(GM)会議が6日(日本時間7日)、テキサス州サンアントニオで行われた。複数の日本人選手の代理人を務めるスコット・ボラス氏が取材に応じ、アストロズからフリーエージェント(FA)となった菊池雄星について、すでにいくつかの球団からオファーを受け、複数年契約を結べるように交渉していることを明らかにした。
菊池が来年は34歳になることを踏まえ、ボラス氏は「年齢的に7年や6年、5年の契約は得られないだろうが、その年齢の投手としては長い契約期間になるだろう」と語り、3~4年契約を目指していることを示唆した。チームの希望に関しては、「彼は勝てるチームでプレーしたいと考えている」とした。今季、菊池の貢献もあってア・リーグ西地区優勝を果たしたアストロズのブラウンGMは「戻ってきてほしい」と語っており、再契約を目指す意向を明らかにしている。
ボラス氏はまた、メッツ傘下3AシラキュースからFAとなった藤浪晋太郎が来季もメジャー球団でのプレーを目指す方針だと明らかにした。けがもあった今季はメジャーでの登板がなかったが、ボラス氏は「どのチームも彼がブルペン(救援)で何ができるかを知っている。100マイル(約161キロ)の速球を投げる能力があり、魅力的だ」と強調。今月からのプエルトリコでのウィンターリーグに参加し、救援投手としての能力や適性をアピールしていくとしている。