解説自民党がどれだけ高い政治的能力を持っているのか、これだけの妙手を放つと、改めて感心します。その自民党からすれば、連合に手を突っ込むなど、赤子の手をひねるも同然。最後に「連合が壊れる」と連合関係者が悲鳴を上げていると書かれていますが、立憲民主党と国民民主党に分裂している状態を手をこまねいて見てきた連合は、前組織内議員の矢田氏が自民党の軍門に下っても何もできず。もはや民間人だからと心の平静を精一杯、保っているだけです。 もちろん、これから一足飛びに国民民主党が連合の反対を押し切って連立入りすることはないでしょうが、将来への布石であることは、記事にあるように衆目が一致しています。また、自民党が矢田氏を次の参院選の全国比例に擁立する可能性もあります。その場合、電機連合は自身の組織内候補の票を奪われてしまいます。矢田氏の補佐官就任で連合や電機連合が受ける組織的な打撃は、決して小さくないでしょう。
同じ記事に対する他のコメンテーターコメント
コメンテータープロフィール
専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。
中北浩爾の最近のコメント
アクセスランキング
- 1
あれ?藤田ニコル 披露宴でエスコートした父が意外な大俳優だった!「一緒に歩いてる時に胸がぎゅっと」実の父は3歳で離婚
デイリースポーツ - 2
【全文】「心が折れた」登録者448万人YouTuberメンバー長期活動休止発表「全く笑えなくなっちゃった」理由も吐露
デイリースポーツ - 3
伝説ヒット曲の5人組ロックバンド メンバー4人が1人を訴える泥沼訴訟劇告白 5年経て和解もわだかまり残す ファンは「1/3も伝わらない」
デイリースポーツ - 4
巨人 退団報告から異例の再契約へ 戦力外通告の直江大輔が1週間で復帰へ「ジャイアンツと再契約することになります」
デイリースポーツ - 5
「奇跡の56歳」元巨人のイケメンスター 久々ユニ姿に反響「私の青春」「相変わらず爽やか」
デイリースポーツ