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中北浩爾

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政治学者/中央大学法学部教授

報告

解説衆院選で国民民主党が躍進し、玉木代表とともにブレイクしている榛葉幹事長。衆院選前から定例の記者会見が話題になり、私もよく見ています。何がいいかといえば、記者を巻き込んで、会場の一体感が感じられる。軽妙なやり取りはもちろん、記者の名前を覚え、過去の関わりに触れるなど、人間関係への気遣いが感じられる。その一方で、共産党が作った都知事選の蓮舫支援のビラをかざすなど、政敵に対する批判はパフォーマンスを交えて手厳しい。まさにプロレスの雰囲気。主要政党で榛葉氏の巧みな言動に対抗できる幹事長クラスは、共産党の小池書記局長ぐらいではないか。 その一方で、榛葉氏は来年の参院選で定数2の静岡選挙区で改選を迎えます。前回、2019年の参院選では立憲民主党が徳川氏を擁立し、激しくぶつかりました。来年、立憲民主党が対抗馬を立てるのかどうか。両党関係の今後に大きく関わるだけに注目です。

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  • 遠藤結万

    PublicBeyond 代表取締役

    解説榛葉幹事長は長年参議院の民主党・民進党国会対策委員長として、与野党の折衝に関わってきました。安保法制…続きを読む

コメンテータープロフィール

中北浩爾

政治学者/中央大学法学部教授

専門は日本政治外交史、現代日本政治論。近著に、『自民党―「一強」の実像』中公新書、『自公政権とは何か』ちくま新書、『日本共産党』中公新書など。

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