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中島恵

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見解ここ数年、ガチ中華がこれだけ都内近郊に増えてきた要因のひとつは、在日中国人の存在感、彼らの経済力があると思います。コロナ禍もありましたが、彼らが日本の中で「故郷と同じ味」を求め、安い物件を探して開店し、それをウィーチャットで集客する、中国のインフルエンサーを使って宣伝する、ということをやってきました。 政治や経済と違い、身近なグルメのことですから、それは日本人にも伝わり、中国とゆかりがある日本人も食べに行っているのですが、基本的には在日中国人の顧客がメインです。そのため、経営者の中には日本語ができない人もいて驚きます(店員はさすがに日本語できますが)。 興味深いことに、中国人が好きなメニューと日本人が好きなメニューは異なります。ガチ中華が好きな日本人であっても、本家本物のガチまで好きという人は少ないのかな、と思います。

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コメンテータープロフィール

なかじま・けい ジャーナリスト。著書は最新刊から順に「日本のなかの中国」「中国人が日本を買う理由」「いま中国人は中国をこう見る」(日経プレミア)、「中国人のお金の使い道」(PHP新書)、「中国人は見ている。」「日本の『中国人』社会」「なぜ中国人は財布を持たないのか」「中国人の誤解 日本人の誤解」「中国人エリートは日本人をこう見る」(以上、日経プレミア)、「なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?」「中国人エリートは日本をめざす」(以上、中央公論新社)、「『爆買い』後、彼らはどこに向かうのか」「中国人富裕層はなぜ『日本の老舗』が好きなのか」(以上、プレジデント社)など多数。主に中国を取材。

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