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永濱利廣

永濱利廣認証済み

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第一生命経済研究所首席エコノミスト

報告

補足日本の景気循環は景気動向指数を基に決まりますので、正式な景気後退ではありませんが、2期連続マイナス成長ですから一部の外国人投資家の中にはテクニカルリセッションととらえる向きもあるでしょう。 7-9月期に引き続いて外需以外は総崩れとなっていますので、内容もよくないです。 なお、実質GDPと連動性が高い鉱工業生産指数を経産省の試算値や予測指数で延長すると1-3月期は大幅減産となりそうです。 主因は能登半島沖地震や一部自動車メーカの生産停止といった特殊要因によるものですが、こうした生産計画の動きに基づけば、日本経済は3期連続のマイナス成長の可能性も出てきたと言えるでしょう。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 門倉貴史

    エコノミスト/経済評論家

    見解実質GDP(国内総生産)が2四半期連続で縮小するなど、すでに日本経済は物価高と景気低迷が同時進行する…続きを読む

  • 白鳥浩

    法政大学大学院教授/現代政治分析

    解説こうしたことは、日本の国際政治におけるプレゼンスに大きく影響を与える可能性がある。 確かに、日米の金…続きを読む

コメンテータープロフィール

永濱利廣

第一生命経済研究所首席エコノミスト

1995年早稲田大学理工学部工業経営学科卒業後、第一生命保険入社。1998年日本経済研究センター出向、2000年より第一生命経済研究所経済調査部、2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、2016年より現職。あしぎん総合研究所客員研究員、跡見学園女子大学マネジメント学部非常勤講師を兼務。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事、あしかが輝き大使、佐野ふるさと特使、NPO法人ふるさとテレビ顧問。専門は経済統計、マクロ経済分析。著作に「経済危機はいつまで続くか」(平凡社新書)、「MMTとケインズ経済学」(ビジネス教育出版社)等。

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