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永濱利廣

永濱利廣認証済み

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第一生命経済研究所首席エコノミスト

報告

見解季節調整比で見れば前月比+0.1%とやや増加してますが、先月・先々月と大きく落ち込んでますから、水準はまだ低いです。 勤労者世帯の実質実収入が前年比で+3.1%も増えているのに、二人以上世帯の実質消費が同▲1.4%も減っていますので、いかに家計の節約志向が強いかがわかるでしょう。 なお、GDPの個人消費の概念に近い4-6月期のコア実質家計支出は前期比+0.4%となりますので、一応4-6月期の実質個人消費はプラスに転じそうですが、回復力が弱くなることが推察されます。

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同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 高橋成壽

    お金の先生/C FP/証券アナリスト/IFA

    見解このようなステルス減税で消費需要を喚起できると考えたのでしたら、財務官僚も政治家もまったくもってセン…続きを読む

  • 小林真一郎

    三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部 主席研究員

    解説2人以上世帯の実質消費支出は前年比で1.4%減少しましたが、振れの大きい外壁工事などが含まれる住居や…続きを読む

コメンテータープロフィール

永濱利廣

第一生命経済研究所首席エコノミスト

1995年早稲田大学理工学部工業経営学科卒業後、第一生命保険入社。1998年日本経済研究センター出向、2000年より第一生命経済研究所経済調査部、2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、2016年より現職。あしぎん総合研究所客員研究員、跡見学園女子大学マネジメント学部非常勤講師を兼務。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事、あしかが輝き大使、佐野ふるさと特使、NPO法人ふるさとテレビ顧問。専門は経済統計、マクロ経済分析。著作に「経済危機はいつまで続くか」(平凡社新書)、「MMTとケインズ経済学」(ビジネス教育出版社)等。

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