解説仮に国民民主党や日本維新の会が連立入りしなければ、これまでの与党内の部会中心の政策決定から、国会中心の政策決定へと変わることを意味します。諸外国がそうなっているように、透明性から見ても本来これが望ましく、日本の政治議論の質が大幅に上がる可能性を秘めています。日本の政治報道は派閥や議員に番記者をつける政局報道が未だ中心になっていますが、国会審議の中で政策が決定されるのであれば、政治報道も同様に、政策議論の深掘りへと変容すべきです。それらが本当に実現するのであれば、単なる「政権交代」以上に、日本の政治史における分岐点になると思います。
コメンテータープロフィール
1988年、神奈川県生まれ。若者の声を政治に反映させる「日本若者協議会」代表理事。慶應義塾大学経済学部卒。同大政策・メディア研究科中退。大学在学中からITスタートアップ立ち上げ、BUSINESS INSIDER JAPANで記者、大学院で研究等に従事。専門・関心領域は政策決定過程、民主主義、デジタルガバメント、社会保障、労働政策、若者の政治参画など。文部科学省「高等教育の修学支援新制度在り方検討会議」委員。著書に『子ども若者抑圧社会・日本 社会を変える民主主義とは何か』(光文社新書)など。 yukimurohashi0@gmail.com
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