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宗像明将

宗像明将

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音楽評論家

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補足6月23日のYOASOBIのライヴに行ったのですが、その日のアンコールはまさに「アイドル」でした。ファンのみなさんも、まさに待ちわびた一曲という感じの盛り上がりでした。この楽曲の海外での人気は、もちろん「推しの子」のアニソン文脈にあるのは間違いないでしょう。そして、Ayaseさんの作るメロディーに加えて、荘厳なコーラス、オーケストラヒットばりの音、アイドルコールを模したようなシャウト、トラップ(チキチキ鳴っている音です)、クラップなどをサウンドに盛り込み、楽曲に強いメリハリがあることも海外人気につながっているのではないでしょうか。そして、日本語がわからない人が聴いても心地良いであろうikuraさんのヴォーカルの表現力。約3分半に詰め込んだ圧倒的な情報量と、それを楽曲としてナチュラルに聴かせるYOASOBIの力量にうなってしまいます。

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  • 神田敏晶

    ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

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コメンテータープロフィール

1972年、神奈川県生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。著書に『大森靖子ライブクロニクル』(2024年)、『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』(2023年)、『渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする』(2016年)。稲葉浩志氏の著書『シアン』(2023年)では、15時間の取材による10万字インタビューを担当。

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