子育てをしながら活動するでんぱ組.incの古川未鈴さん アイドルならではの子育ての悩みや苦労を語る
アイドルは多くの人に元気や夢を与えてくれる存在です。見ているだけで元気が出てくるという推しのアイドルがいるという人も多いでしょう。 【写真】お子さんとの日常の様子(@furukawamirinさんより提供) 古川未鈴(@furukawamirin)さんは、でんぱ組.incのメンバーとして活動しています。「みりんちゃん」の愛称で多くのファンから親しまれているアイドルです。 古川さんはアイドルであると同時に、1人のお子さんを育てるお母さんでもあります。Instagramでは、子育てについての発信もしており、ファンや子育て中の人などから注目を集めています。 今回は、古川さんにアイドルと子育ての両立について話を聞きました。
アイドルと子育て
ーアイドルでも子育てについて発信しようと思ったきっかけを教えてください。 子育てについて発信したい!という意識より、私自信が日頃から身の回りで起きた出来事を発信したい!という性格のため、発信をしています。日常のことを気軽に話せる友達があまりいないので、発信することで話した気になっているとも思っています。 ーアイドルだからこその子育ての悩みはありますか? 代わりがきかない仕事なので、時間調整にいつも頭を悩ませています。夫が漫画家ということもあり、固定時間の勤務ではないため、私の仕事の時間を優先にしてしまうのがいつも申し訳なく感じている部分です。 また、事務所の方々に協力していただき、スケジュールを調整してなんとかやっています。さらに個人ではなくグループなのでメンバーのみんなにも調整してもらうことがあったりして本当に罪悪感でいっぱいです。
子育ての悩み
ーアイドルであっても「他の親たちと同じ」だと思う子育ての悩みや苦労はありますか? 子どもに接するときの悩みは特にありません。私は長くアイドルを続けているほうだと思いますが、永久に働ける職種ではないと考えています。 子育てが落ち着いて、その頃にはアイドルを卒業してて…それからの人生で何をしたらいいんだろう?とかは思っちゃいます。セカンドキャリアっていうんですかね。何か特技があるわけではないので不安になります。 ー結婚するとき、出産するとき、子育てをするとき、アイドルを卒業しようと思ったことはありますか?また、今アイドルを続けられていることにはどのような理由がありますか? “結婚をしても続けられるアイドル”をずっと目指していて公言もしていましたが、いざ自分がその環境になったときは辞めようと思いました。 結婚を決意したとき「辞めます」とスタッフさんに伝えましたが「続けてみても大丈夫なんじゃない?」と背中を押してもらい続けることにしました。その後も活動する中で「辞めよう」と思うことはあるのですが、「ファンの方が喜んでいる姿を見るとまだ頑張れるかもしれない!」と思いなおす、その繰り返しです。自分の中に大切なものが増えすぎると人生の弱点が増えるなぁというのを実感しています。 < ー結婚して子どもができたことでファンが離れてしまう不安はありましたか? 「結婚します」と言った瞬間は、自分がやってきたアイドル人生をすべてひっくり返してしまう、その一言を今から言うぞ…と思ったのをよく覚えています。 実際にファンの方は減ってしまいました。けれどその人の人生に私が関わっていたという事実が自分の中にあるだけで、ファンの方々に対する感謝の気持ちがあります。