見解「現役の選手が多いんでケガはしてほしくないと。それはもちろん一番に伝えました。そのうえで勝ちに行こうと。『勝ちに行く、負けたくない』ということは、みんなに伝えました。それは当然だと思ってます。僕が子供だったとして勝利をアシストされても嬉しくないんで。逆に考えたら、本気で上を目指しているんであれば、今日負けたことをしっかりと体で覚えて、明日から練習に生かす。その方が明らかに意味があると思うので」と本田圭佑選手は4v4の試合終了後に語気を強めていました。確かに小学生にしてみれば、プロとの差を体感できるチャンスは滅多にない。高い基準をしっかり頭に叩き込んで、一歩一歩前進していくことが何よりも大事。負けず嫌いで諦めの悪い男・本田選手は子供たちにそう伝えたかったのでしょう。彼らがこの経験をどう生かすのか。10数年後に日本代表になる選手が出てくれるのを楽しみに待ちたいものです。
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コメンテータープロフィール
１９６７年長野県松本市生まれ。千葉大学法経学部卒業後、業界紙、夕刊紙記者を経て、９４年からフリーに。日本代表は非公開練習でもせっせと通って選手のコメントを取り、アウェー戦も全て現地取材している。ワールドカップは94年アメリカ大会から7回連続で現地へ赴いた。近年は他の競技や環境・インフラなどの取材も手掛ける。
