補足大規模火山が噴火した場合、気象的にもっとも注意しないといけないのは噴煙の高さです。地上から15000メートルくらいまでは、対流圏といって空気が対流し、雲ができたり雨が降ったりします。噴煙の高さがこれよりも低かったら火山灰も雨と一緒に地上に落ちます。 ところがそれ以上の高度になると、成層圏に入り、火山噴火物は場合によっては年単位で上空に滞留することになります。 1993年日本の大冷夏は、1991年のピナツボ火山噴火の影響もありました。 今回のパプアニューギニアの噴火は噴煙の高さが15000メートルとのことですが、今後の気候への影響が懸念されます。
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コメンテータープロフィール
1950年名古屋市生まれ。日本気象協会に入り、東海本部、東京本部勤務を経て41歳で独立、フリーのお天気キャスターとなる。1992年、民間気象会社ウェザーマップを設立。テレビやラジオでの気象解説のほか講演活動、執筆などを行っている。天気と社会現象の関わりについて、見聞きしたこと、思うことを述べていきたい。2017年8月『天気のしくみ ―雲のでき方からオーロラの正体まで― 』(共立出版)という本を出版しました。
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