学校に通えなくなった14歳の少女 「手話カフェ」と出会い一歩を踏み出す 福岡
FBS福岡放送
いじめが原因で学校に行けなくなった14歳の少女が、ある出会いをきっかけに生き生きと前向きに生活を送れるようになりました。少女が出会ったのは「手話」です。絶望から踏み出した新たな一歩です。 【画像】学校に通えなくなった14歳の少女 「手話カフェ」と出会い一歩を踏み出す 福岡
ここは、福岡市のりんご飴専門店「あっぷりてぃ」です。店内には音声認識ソフトが用意され、メニューに指をさして注文します。スタッフは手話でコミュニケーションをとります。難聴の人たちが働きやすい環境を目指して作られた店です。
そんなあっぷりてぃのスタッフの一人、こちらの女の子の耳に補聴器はついていません。 ■母親 「あっぷりてぃの存在にずいぶん救われたね。」 宮崎に住む中学3年生、小川桃子さんです。自宅で勉強をする桃子さん、実は、学校に通うことができていません。
■小川桃子さん(14) 「フラッシュバックするから学校を見たら。気分が悪くなるというか。学校=いじめみたいになっているから学校に行きたくない。今は行けていない。」 もともとは福岡に住んでいましたが、母親の仕事の都合で県外へ。学校に行けなくなったのは、転校先でのいじめが原因でした。 ■母親 「最終的にいじめている子の名前を遺書に書いて、自殺未遂を行った。学校で。」
桃子さんの自殺未遂は、いじめの重大事態として調査されました。宮崎市教育委員会は、複数の男子が桃子さんを笑いものにするなど2つの行為をいじめと認定し、自殺未遂と「関連性があることは否定しがたい」と結論づけました。 ■母親 「魚が死んだ目ってよく言うけれど、本当にそんな目ってあるんだという表情だった。本当に目を離すとベランダに足をかけている状態。ボロボロだったんです。親子で。」
心の落ち着きを取り戻すために、地元、福岡の心療内科に入院しました。そんな時、桃子さんを救う存在と出会います。 ■桃子さん 「あっぷりてぃっていうリンゴ飴専門店にお邪魔させてもらった時に、手話で会話するのって面白いなって思って。」
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